革新的コントローラ【OBSIDIANWIRE】
前回の記事で紹介した、OBSIDIANWIRE。
カンタンにいうと、ハンダ付けなしでピックアップを取り付けられるスイッチ類のセットとなります。
前回はレスポール編として、50S、60Sの違いと
コイルタップの可否について説明しましたが、
今回はストラト編となります。
Traditional Vintage Plus for Strat 250k 0.047uF
こちらは1954年のすべてシングルコイルのストラトキャスターの配線を元に作られたものです。
本来の1954年ストラトは3Wayですが、こちらは5Wayに対応していますので
ハーフトーンを出すのに間で止める必要はありません。
またCustom Spec Bleed Modという技術で、ボリュームを下げた際も
クリアな音色と保ち、音の濁りを軽減する仕組みになっています。
適合モデルはFender USAやメキシコ製のものになります。ポットはもちろんインチサイズです。
古いFender Japanの場合、ポット類がミリ規格のもので適合しない場合がありますので、確認しましょう。
ObsidianWire Custom HSS for Strat
ObsidianWire Custom HSS for Strat
こちらはHSSなので、ブリッジピックアップのみがハムのストラトキャスターに対応しています。
3つのノブは
マスターボリューム
トーンコントロール(シングルコイル)
トーンコントロール(ハム)
という構成になっています。
特筆すべきはマスターボリュームのポット。
500kΩとなっていますが、これはブリッジピックアップをセレクトしたときのみです。
シングルコイルが関連する際は250kΩとなります。
またブリッジとセンターのハーフトーン時は自動でコイルタップにもなります。
素晴らしい。
ObsidianWire Traditional Vintage Plus for Strat 500k 0.022uF
続いてHSH構成のストラト用となります。
こちらもCustom Spec Bleed Modが採用されていますのでボリュームを下げてもクリアな音質を保てます。
ObsidianWire Custom Blender for Strat 500k 0.022uF
最後はカスタムブレンダーつきのものとなります。
ピックアップはHSH向けです。
3つのノブは
マスターボリューム
マスタートーンコントロール
ブレンダー
という構成となっています。
ブレンダーコントロールをONのときは5Wayセレクターによって
1.ブリッジピックアップにネックピックアップをブレンド
2.ミドルとブリッジのミックスにネックピックアップをブレンド
3.ミドルピックアップ
4.ネックとミドルのミックスにブリッジピックアップをブレンド
5.ネックピックアップにブリッジピックアップをブレンド
のようなサウンドバリエーションとなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
HSHの場合、Fenderでなくてもピックガードさえ作ることができれば
他のコンポーネントギターでも搭載できそうですね。(もちろんHSSでもオールシングルでも。)
カスタムブレンダーモデルがとても魅力的です。
ハンダ付けも不要ですので、インストールも楽にでき、
新たなサウンドも手に入れることができます。