アンプもシミュレーターが多く発売され、またクオリティも高くなってきていますが、
やはりどうしても真空管のアンプには叶わない部分があります。
どうしても真空管でないと嫌だってギタリストはスタジオやライブハウスにあるフルチューブアンプを使うしかないのでしょうか?
各社バリエーションが増えてきた小型アンプヘッド
車を持っていれば、自分用のヘッドを買うということも可能ですが、
東京など都心ではなかなか難しいですし、
何よりライブの打ち上げで飲むことができませんw
しかし、最近では小型のアンプヘッドを各メーカー出してきています。
今日は最新の小型アンプヘッドの重量と機能比較をしてみたいと思います。
ワット数と音量の関係
アンプを買うときに気になるW数。
巷のライブハウスでは、100Wほどのパワーがあるものをよく見ますが、
小型アンプヘッドは5~25Wほどしか出力できません。
ではライブハウスでは使用できないかというとそんなことはありません。
確かにW数は音量の目安となりますが、あくまでも目安でワット数を小さくてもかなりな音量を稼ぐアンプもあります。
実際使ってみて、小さいと思うようであれば、
マイクで拾って出力すればいいですし、モニターとしての音量が足りなければフットモニターなどで返しをもらえばいいのです。
持ち運べる重量は??
ギターを背負ってかつアンプ、さらにエフェクトを持ち運ぶとなると、
キャリーカートがあったとしても、アンプは軽いに越したことはありません。
W数も気になるところですが、
重量もとっても大事な部分だと思います。
サイズ的にもコンパクトなものがいいですね。
弦マガ!編集部担当の個人的意見となってしまいますが、
概ね8kgくらいが限界ではないかと感じています。
これ以上重くなると、キャリカートで引きずっても重いです。
一回、ギターとエフェクトボードで重量20kg以上のものを運んだことがありますが、
手がプルプルしてしまって、リハになりませんでした。。
厳選8kg未満オススメアンプヘッド!
BOGNER ( ボグナー ) / ATMA
サイズ:32W×15.9H×16.5Dcm
重量:6.4kg
18W/5W/1W切替式
16, 8, 4Ωのスピーカーアウト
3chチューブアンプ
エフェクトループ有
やはり泣く子も黙るBognerは最強ですね。
一通りアンプヘッドに必要な機能を網羅しています。
Exstacyにも搭載されているビンテージ/モダンスイッチもあるので、歪キャラクターもバリエーションがあります。
重量が6.4kg!!とても軽くていいです!
CARVIN ( カービン ) / V3M
サイズ:38W×18H×22Dcm
重量:8.6kg
50W/22W/7W切替式
16, 8, 4Ωのスピーカーアウト
独立3チャンネル仕様
エフェクトループ有
こちらはやや重量オーバーですが、汎用性の高いモデルですね。
最大50Wなのが魅力的です。
3ch独立のイコライザーを持ってるので幅広い音作りが可能です。
HUGHES&KETTNER ( ヒュースアンドケトナー ) / Tube Meister 18 Head
サイズ:35.6Wx15.6Hx15.0Dcm
重量:5kg
18W/5W/1W/0W切替式
16, 8Ωのスピーカーアウト
2ch仕様
エフェクトループ有
小型アンプヘッドはヒュースアンドケトナーは豊富に取り揃えています。
18Headは口コミでも評判がよく、かつ5kgの軽量なので、
エフェクトボードと合わせて持ち運ぶことも可能でしょうし、ケトナーならステージ映えもいいですね。
HUGHES&KETTNER ( ヒュースアンドケトナー ) / Tube Meister 5 Head
サイズ:25.3Wx15.6Hx14.9Dcm
重量:3.5kg
5W
16, 8Ωのスピーカーアウト
1ch(Gain含む)
エフェクトループ無
こちらはさらにかわいい5Wアンプ。
5Wとはいえ、音量は大きいです。
1chしかありませんが、Gain量はギター側のVolノブで対応すれば十分使えるでしょう。
3.5kgと超軽量なのも◎です。
ORANGE ( オレンジ ) / MICRO TERROR
サイズ:16.5Wx13.5Hx9.2Dcm
重量:800g
20W
4Ω+ヘッドホン
1ch
エフェクトループ無
小型ヘッドアンプの先駆者Orange。
重量わずか800gで20Wの出力を誇ります。
でもドラムに負けない音量で鳴らせるのでリハでも十分使えるでしょう。
音圧は弱めなので、奇をてらって使う感じでしょうか。
ORANGE ( オレンジ ) / TINY TERROR
サイズ:30.0Wx15.0Hx19.0Dcm
重量:6kg
15W/7W切替式
16, 8Ωのスピーカーアウト
1ch
エフェクトループ無
こちらも人気機種ですね。
Fenderとは違う中域強めがお好みならオススメの一台です。
音量も申し分なしです。
SUHR ( サー ) / CORSO
サイズ:33.0Wx16.5H x17.7Dcm
重量:4.8kg
5W
8Ωのスピーカーアウト
1ch(Gain含む)
エフェクトループ無
小型アンプヘッドではSuhrも発売しています。
5Wですが、その分アンプのポテンシャルを100%引き出せる音量で演奏できます!
コントロールもシンプルなので感覚的に調整できますね。
VOX ( ヴォックス ) / Night Train NT15H-G2
サイズ:37.0W×18.0H×15.5Dcm
重量:7.3kg
15W
16, 8Ωのスピーカーアウト
2ch
エフェクトループ有
アンプの中で忘れてはいけないVOX!
小型ヘッドアンプもクラスAB仕様でしっかり出しています!
チャンネルは2chで、GIRTHがリードチャンネル、BRIGHTがクリーン/クランチチャンネルとなります。
MESA BOOGIE TransAtlantic TA-15
サイズ:31.4Wx14.9Hx17.1D
重量:5.5kg
25W/15W/5W切替式
8,4Ωのスピーカーアウト
2ch
エフェクトループ無
メタルアンプと思われがちですが、実はサウンドバリエーション豊富なメサブギー。
小型アンプヘッドの完成度も高いです。
TWEEDトーンからハイゲインまでオールマイティです。
Egnater Tweaker 15
サイズ:35Wx20Hx19.05Dcm
重量:6.8kg
15W
16, 8, 4Ωのスピーカーアウト
1ch
エフェクトループ有
アンプヘッドの中でもハイコストパフォーマンスが売りのEgnater
小型アンプヘッドも1chではありますが、エフェクトループ有でサウンドバリエーションがとても豊富です。
汎用性を考えると、2ch以上、エフェクトループ有
あなたの演奏スタイルにもよりますが、汎用性を考えるとクリーン、ドライブの2ch以上のものがオススメです。
さらに、アンプ直派には無縁となってしまいますが、空間系のエフェクトを多用するようなギタリストであれば、エフェクトループは必須となります。
これらをすべて満たしたアンプとなると、
- BOGNER ( ボグナー ) / ATMA
- CARVIN ( カービン ) / V3M
- HUGHES&KETTNER ( ヒュースアンドケトナー ) / Tube Meister 18 Head
- VOX ( ヴォックス ) / Night Train NT15H-G2
自分の好みのサウンドと予算に合わせてセレクトしていくといいでしょう。
参考までに、現在の最安店を上記リストにリンクさせておきましたので、興味があればみてみるといいです。