誰もがお世話になっているBOSS
誰しもギタリスト/ベーシストならばBOSSのエフェクターはひとつは買ったことがあるのではないでしょうか?
日本が世界に誇る有名エフェクターブランドですよね。
弦マガ編集部担当が初めて買ったエフェクターは、SD-1でした。
あれをマーシャルにかませて、ソロ時に踏むと、マーシャルのハイとローが抑えられて、
ソロ的にちょうどいいトーンになったことを今でも覚えています。
最近BOSSもデジタル思考だったのですが、今回新たにアナログペダルブランドを立ち上げ、新作をリリースしました。
それが、BOSS 技 WAZA CRAFTです。
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今、アナログにこだわる理由
現代では、真空管のアンプよりもデジタルのシミュレーターがよく使われる時代になりました。
プロの現場でも、ギタリストの後ろにあるアンプは鳴っておらず、裏でFractalやKemperなどが鳴っている時代です。
しかしながら、まだまだアナログ派も多く、はたまたエフェクターともなれば、
自分のお気に入りのペダルを箱庭のように並べてステージに立つだけで安心する。。なんて人もいるのではないでしょうか?
基本的には弦マガでは、アンシミュや小型ペダルによる、軽量化を推しているサイトではありますが、
リハやライブの行き帰りが楽なのであれば、本当はアナログを使いたかったりします。
乱立したモディファイペダル
BOSSのペダルはあまりにも有名ですが、現代のスタイルに対応していないペダルや、製造終了になってしまったペダルも多く
サウンドを洗練させたハンドメイドメーカーによる多くのモディファイが出回っていました。
ある日楽器屋に行ったときに、BOSSのペダルのフットスイッチ部分に穴をあけて別のフットスイッチがついているものを見かけて度胆抜かれたのを覚えています。
それはつまり、BOSSは名機が多いながらも、一歩足りないアイテムであったことは確かなのかもしれません。
それが、今回のWAZAシリーズに繋がったと推測しています。
海外ターゲット??
東京オリンピックに向けて、今日本は注目を浴びつつあります。
これから多くの観光客も増え、外に出れば多くは外国人のような日が来るかもしれません。
そういった世界の人に向けた製品は企業的に命運をかけるものとなるでしょう。
そこでBOSSが付けた名が「技」というものなのではないでしょうか?
名機を再現しつつも、Cモードで現代的サウンドへ
WAZA CRAFTシリーズでは、既にいくつかのペダルがリリースされていますが、
その多くが、SモードとCモードを搭載しています。
Sモードは従来のSD-1やBD-1のようなロングセラーの音を再現させたモードで、少し音は進化していますが、
ほとんど従来機と音は変わりません。
しかしながら、Cモードにすることで、BOSSの一歩足りなかった部分が払拭され、ワイドレンジに、現代に対応したトーンを出力することができます。
あえて外観を変えない
弦マガとしては、軽量化を推していますので、エフェクターについてはどんどん小型、軽量化していくべきという思想があります。
(One Controlが多くの小型ペダルを出していますよね。)
しかし、今回BOSSの技シリーズは外観はこれまでのエフェクターと変わりません。
重量はむしろ重くなったくらいです。
しかしBOSSはこうあるべきと判断したのだと思います。
現在では、スマホケースにもなるほど、BOSSのエフェクターの外観は有名ですから。
技アンプもある
技シリーズは、コンパクトエフェクターだけでなく、最近アンプもリリースされました。
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キャビ部分にどっしりと「技」という文字が記載されています。
こちらはデジタルアンプのようですが、往年のブラウンサウンドを再現しており、
また真空管のようなトーンカプセルを追加搭載することで様々なサウンドを出す、拡張性の高いモデルとなっています。
前述の通り、これから外国人が日本の文化に触れる機会は多くなるでしょう。
そのときに、この「技」ロゴは世界の人に対して魅力的に映ることでしょう。
海外のライブで、「技」文字を見つけることも多くなるかもしれません。
この、「技」アンプについてはまた機会があればレビューしてみたいと思います。
まとめ
ライブのステージでは、100%の出音が毎回出せない真空管アンプならば、
80%の音が毎日出せるデジタルを選ぶ人が多くなってきています。
そこでBOSSがリリースしたアナログペダル。SD-1W、BD-1W、。。。
そして技アンプ。
これからはデジタルとアナログを賢く融合させていくのがベストかもしれません。
すっかりデジタルに慣れてしまったギタリストの方も、もう一度アナログペダルに手を出してみるといいかもしれません。