アナログ時代はワイヤレスはとても高価でかつ、音ヤセなどネガティブな要素が多かったギター用ワイヤレス。
しかし現在ではデジタル化され、レイテンシーも感じずにハイクオリティな音質を手軽に得られるようになりました。
価格的にも数万円で入手できるほど安価になってきました。
今日はワイヤレス特集ということでメーカー比較をしてみたいと思います。
LINE6
やはり一番人気はデジタル化の革命児LINE6です。
LINE6からは電波を飛ばせる距離ごとに、ラインナップ6種となっています。
そのうち今回はメジャー4種をセレクトしてみました。
巷のライブハウスでやる分であれば、G30で十分です。
周波数特性:10Hz~20kHz
周波数帯域:2.4GHz
トランスミッターコネクタ:G30:フォーン,G50以降:TA4f (ミニXLR タイプ4pin メス)
駆動:乾電池
Relay G30
チャンネル数:6
30メートルまで飛ばせます。編集部でも愛用しております。
レイテンシーや音ヤセも感じさせず、エネループなどの乾電池駆動が可能です。
欠点があるとすれば、電池をしまうケースの蓋がとっても閉めづらいことくらいです。
Relay G50
チャンネル数:12
こちらは60mまで飛ばせます。
Relay G55
チャンネル数:12
こちらは90mまでです。
G55はハーフラックサイズですね。
Relay G90
LINE6の最高機種となります。
こちらも90mまでです。1uのラックサイズとなります。
AKG
AKGからもワイヤレスが発売されています。
コストパフォーマンスに優れ、サウンド面でもさすがのAKGと言えるでしょう。
周波数特性:40Hz~ 20kHz
周波数帯域:808.625Mhz
トランスミッターコネクタ: three-pin mini XLR connector
駆動:乾電池
WMS40 PRO MINI INSTRUMENTAL SET
乾電池駆動で20m程度の到達距離となります。
なにより価格が1万円台で入手できるので、良心的です。
Sony
エフェクター等は作っていませんが、オーディオ関連ではSonyも強いです。
周波数特性:10Hz~22kHz
周波数帯域:2402.0Mhz ~2478.5Mhz
トランスミッターコネクタ:ミニフォン
駆動:乾電池
DWZ-B30GB
周波数特性:10Hz~22kHzで到達距離は60mほどとなっています。
音質的にLine6よりもいいというレビューが多いです。
注意しなければならないのが、付属のケーブルがあまり使い物にならない安物であることと、
コネクタがミニフォンプラグでの接続になることです。
しかしながら、探してみたところDWZ-B30GB専用のケーブルが各社発売されているようです。
CAJ製
MOGAMI製
Belden製
※各種長さがあるのです、注意してください。
SHURE
マイクといえばSHUREですが、ギター用のワイヤレス製品もあります。
こちらは乾電池ではなく、専用の充電池を用いるようです。
またトランスミッターとギターを接続するプラグも独自の形状なので、
他のものに変えることは難しそうです。
周波数特性:20Hz~20kHz
周波数帯域:?
トランスミッターコネクタ:4ピンミニコネクター
駆動:専用充電池
SHURE GLXD16
オーディオテクニカ
高音質なヘッドホンやオーディオ機器を作っているオーディオテクニカも
バリエーション豊かに取り扱っています。
周波数特性:20~20kHz
周波数帯域:2.4GHz
トランスミッターコネクタ:?フォーンではない
駆動:乾電池
ATW-1501
ATW-1301
まとめ
いかがでしたでしょうか?
各社ワイヤレス製品を出していますが、
音質を除き、ワイヤレスを導入する上で気を付けたほうがいいポイントを整理すると
・何メートル到達するか?
・電池形状(乾電池?専用?)
・トランスミッターのコネクタ形状
となります。とくにトランスミッター側のコネクタが普通のフォーンではないものが結構あります。
(Line6G50以降、Sony、SHURE、オーディオテクニカなど)
購入の際は、上記点に気をつけて検討してください。