Fender Japan Exclusiveレビュー

こちらの記事で、Fenderの代理店がなくなるということに触れさせていただきましたが、
現在Fenderは代理店を介さずに販売されています。

そしてFender Japanの代わりにJapan Exclusiveというプラットフォームを用意してくれました。

Japan Exclusiveシリーズは、日本の職人によって生産されたハイクオリティなギターです。
価格面で見れば、Fender USAやCustom Shop製よりも安いですが、
船賃等がかかっていないため、とても安いだけでクオリティは負けていません。
しかも、このシリーズは日本でしか買えないということで、
海外からも非常に人気があります。
本日はこのJapan Exclusiveモデルを詳しく見ていきたいと思います。

最安は6万円台から

エントリーモデルとして最安6万円台で入手できます。(税込み7万円ほど)
ストラトはアルダーやアッシュが有名ですが、こちらはバスウッドが採用されています。
弦マガ編集部担当は、アッシュ、アルダー、バスウッドの違いを明確に聞き分けたことがないのですが、
このあたりは注意が必要です。
しっかりしたストラトが欲しいならば、アッシュまたはアルダーのモデルを選択しましょう。

50S、60S、70Sモデルもしっかり

ストラトフリークなら、年代によって特徴があることは周知されていると思います。
Japan Exclusiveモデルはこのあたりも再現されています。
ネックシェイプや、ラージヘッド、フレットのサイズ等、好みの年代仕様のものが見つかるはず。

Texas Special Pickups搭載モデルあり

Fenderの定番ピックアップといいえば、Texas Special Pickupsです。
こちらの記事でも紹介させていただきましたが、スティーヴィーレイボーンを彷彿させるトーンが出せるピックアップです。
これを標準搭載したモデルも存在します。

ミディアムスケールまで

Japan Exclusiveということで、日本人の弾きやすいミディアムスケールのストラトも存在します。
ジャンボフレットや、22フレットなど現代のスタイルに対応もしています。
ただし、こちらはバスウッドが搭載されています。

テレキャス、ジャガー、ムスタング、シンラインまで

ストラトをメインにご紹介してきましたが、もちろんそれだけではありません。
テレキャスやジャガー、ムスタング、シンラインまでありますし、さらにアーティストモデルも存在します。

ここは残念

弦マガ編集部担当として、このJapan Exclusiveシリーズの残念な点は、
ビンテージスタイルのミディアムスケールストラトがない!!!
ということです。
前述のようにミディアムスケールのほうが日本人には合っています。
かつレスポールなどGibson系がミディアムスケールのため、持ち替えやすいというメリットもあります。
そんな中で、忠実に年代ごとのスペックを再現しているため、ミディアムスケールのちゃんとしたストラトがラインナップにないんです。。
あるけどもそれはバスウッドを使った、ちょっとモダンなストラトです。
これは非常に残念です。
現在、ミディアムスケールのビンテージスタイルストラトを製造しているのはフジゲンのみとなっており、
ここをラインナップに加え、エイジド加工なんかしちゃって20万円クラスを出してくれると、売れると思うんですけど。。
Fenderさん作ってくれないかなぁ。
ちなみに弦マガ編集部担当が理想とするストラトスペックはこちら。
  • ミディアムスケール
  • 22フレット
  • ミディアムジャンボフレット
  • 上質アルダー
  • 上質ローズウッド指板
  • 6点支持シンクロナイズドトレモロ
  • 弦間10.5mm
  • ブリッジやイナーシャブロックはスチール製
  • エイジド加工
  • 20万程度
このモデルをリリースしてくれたら弦マガ編集部担当はすぐにでも購入します!!!
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