本物のストラトキャスターや、レスポールが欲しい。
そう思ったときに、思い浮かべるのはやはりFenderUSA、GibsonUSAですよね。
しかも、「本物の」というとマスタービルダーやカスタムショップ製が至高のギターと言えるでしょう。
しかしながら、本物というだけあって、値段も本物。100万円近くするものが多数あります。
しかし、やはりビルダーといえば日本も負けていません。
元々日本人は仕事が丁寧で、細かい部分に強いです。
今回はF社マスタービルダー並みのポテンシャルを安価で買える、Fullertoneギターをご紹介します。
名ビルダー田中千秋氏が作る至高のギター
FullertoneはミュージックランドKEYが2009年に立ち上げたプライベートブランドです。
フェルナンデスを経て、ワークショップでリペアマンをしている田中千秋氏が制作しています。
価格はレギュラーモデルで30万ほど、VIPラインで50万ほどとなります。
口コミでも、非常に評価が高く、また忠実にストラトやテレキャスターを再現しているので、
ギタリスト、ベーシストの中で国産ギター、ベースの最高峰と噂されています。
RUSTEDとSMOOTHLESS
Fullertoneではフィニッシュが2種類あり、RUSTEDとSMOOTHLESSが存在します。
SMOOTHLESSは通常のフィニッシュとなり、RUSTEDはエイジング加工がされてものとなります。
このエイジング加工を見ると、マスタービルダー並みの再現度となっています。
音もまさに枯れたサウンドをすぐに楽しむことができます。
RUSTED
SMOOTHLESS
試奏してきた
編集部担当の生活圏にはミュージックランドKEY渋谷があるので、そこで試奏した結果をご報告します。
まず店頭に置いているのは売り物ではなく、展示用のものでした。
編集部担当が足を運んだときは売り物はほぼなく、オーダーを受け付けるスタイルでした。
(入荷があれば随時情報を更新し、ネット通販も可能です。)
MUSIC LAND KEY
<楽天市場>Fullertone
試奏の感想ですが、もうビンビンに鳴ります!暴れます!
ボディー全体が響きまくっているのがガンガンももや腹に伝わってくるんですね。
通常、ギタリストならわかる話だと思うのですが、
どのギターにも個性があって、鳴るポイントってのがあると思います。
こう弾いたら鳴ってくれる。
それがわかったとき、自分はこのギターを響かせることができたと思うのですが、
Fullertoneはたぶんどんな弾き方したも鳴ります。
ロック的に例えるならば、感度のいいオンナでしょうか。
オーナーになったその日から最高のトーンを手に入れることができちゃいます。
逆にそれじゃあつまらないって人には向かないギターといえるでしょう。
ちなみにマジマジと現物を見ましたが、やはりエイジングのクラックなどは本当に素晴らしいです。
危うくオーダーしてしまうところでした。
一応編集部担当の個人的嗜好で店員さんに伺ったところ、ミディアムスケールなどのカスタマイズはできないようです。
まとめ
やはり老舗ギターというと、GibsonとFenderですし、そのコピーモデルはたくさん出回っています。
もちろん、本物は欲しい。
でも日本人の技術力というのも捨てがたいし、オリジナルを超えるポテンシャルを秘めていると思います。
Fullertone Guitarsのようなブランドがこれから日本で増え、世界で使われることもあるでしょう。
現にFullertoneはあのジミー・ペイジもオーナーの一人です。
もし至高のギターが欲しくなったときに、Fullertoneを選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか?
きっとあなたの一生の愛機になること間違いなしです。