BIASシリーズレビュー後編

前回はBIAS FXについて記事にしましたが、

今回は最近バージョンアップされたBIAS AMP2について詳しく使い方や使用感について書いていきたいと思います。

 

 

 

BIAS AMP2とは?を簡単に

よりアンプに特化し不可能な設定まで可能にする仮想アンプ製造ソフト

BIAS FXは、アンプおよびエフェクトボードをまるっとまとめたトータル環境でしたが、

 

BIAS AMP2はよりアンプに特化したものとなります。
エフェクトはリバーブしかありません。

 

そのかわり、アンプの真空管やトランスなど、半田ごてが必要な作業を仮想環境で行うことができます。
仮想なので、現実ではピーキーすぎるチューニングでも壊れることなく使うことができるのです。

 

 

ラインナップは3種

BIAS AMP2のラインナップは3種あります。

 

比較してみましょう。

Standard
ダイナミックトーンエンジン
真空管、トランス、トーンスタック
ダイナミックトーンコントロール
キャビネット デュアルマイク 背面オープン/クローズ
RTA EQ

Professional
Standardに加え
アンプマッチテクノロジー
100個のアンプマッチプリセット
Blues Expansionパック
Bass Expansionパック
IRローダー/ファイルマネージャー

Elite
Professionalに加え
15個のセレッションスピーカーキャビネットの追加

 

公式サイトからの引用となります。

 

特筆すべきは、Professionalからアンプマッチテクノロジーで、手持ちのアンプの音もモデリングできるようになる点ですね。

 

 

デモ版のダウンロード

BIAS FXレビュー記事でも記載しましたが、
BIAS AMP2についてもデモ版がダウンロード可能です。

 

FX同様、機能制限と一定間隔のバイパスなので、
PC、MACの中を汚したくない!っていう方を除き、手軽にDLしてインストールしてみるとよいでしょう。

 

 

ダウンロードサイトはこちらにあります。

 

 

  • トップページから、「Try Demo」リンクをクリック
  • BIAS AMP2の横にある「Download」でダウンロード

 

あとはインストーラに従い「次へ」とクリックしていくだけとなります。

 

 

使い方解説

起動画面

起動してみた画面はこんな感じとなります。

インターフェースはBIAS FXと似たような感じで統一されていますね。
ただ、こちらのほうはモジュールがよりアンプ専門的なものになっていて、ペダル等はありません。

 

なぜか、右下のOUTPUT VOLUMEがミュート状態になっているので、ミュートを解除しギターを弾いてみれば、
イヤホンやモニターからサウンドが出力されると思います。

 

レイテンシー

アンシミュ系で気になるのが、レイテンシー。

 

ハードのものであれば、固定値ですが、PCやMAC環境となりますと、ハードのスペックにより、変更可能です。
画面右上の歯車をクリックすることでオーディオセッティングできます。

 

最短0.3msまで変更可能ですが、それなりにスペックのあるPC(CPU Core i7など)でないと、
ノイズがプチプチ入るかもしれません。

 

弦マガ編集部担当の環境では、0.7msあたりがノイズもなくちょうどいい感じでした。

 

また、サンプルレートも96kHzまで対応しています。
これは、実質48kHzまでの音域をが出せる(詳細は標本化定理を調べるとわかります。)ということなのですが、

 

人が聞こえる帯域が22kHzあたりまでなので、十分です。

 

ビットレートについて調べてみたのですが、記載を見つけることができませんでした。
ですが、昨今の風潮からして24bitでしょう。

 

 

 

アンプの外観を変更可能!

メインとなるアンプを選択すると画面中央から下にズドーンとアンプが表示されるのですが、
そのアンプの右上に表示されている七色の丸ボタンをクリックすると。

 

なんとアンプのトーレックスとかグリルとかが変更できるんです。マニアックな機能ですね。
これはおそらく、後に記載するアンプマッチング機能を使ったときに、自分の手持ちのアンプの外観に近づけられるようにする用途にいいと思います。

 

名前も変更可能なのでブリティッシュアンプを、Genmagaというブランドにしてみました。

 

 

 

 

DTMerにはおなじみのパライコ

アンプの上段と下段にそれぞれ、パライコを装備しています。
選択することにより、ギタリストに馴染みのあるグライコにも変更可能です。

 

 

プリアンプ部

一番最初にアンプがあって、その後にプリアンプセクションに進みます。

つまり、一番最初のアンプは外観をいじるUI要素が高いということですね。
アンプ画面のゲインは、プリアンプセクションのつまみと連動するようです。

 

真空管

真空管をクリックすると、2個ずつ変更可能です。

まあこのあたりは、詳しい方であれば記載の必要はありませんが、
12AX7>12AT7>12AU7>12AY7>128H7

の順でゲインが変化していきます。

Pre EQ Post EQ

ここはアンプパネルのイコライザとは連動しません。

プリアンプを通る前と後でそれぞれ設定可能です。
ピックアップ特性の補正用とのこと。

 

GAIN

ここがアンプパネルのGAINと連動します。

 

TUBE STAGE

ゲインの利得を5段階で変更する箇所です。値が大きくなるにつれて歪量が増します。

 

DISTORTION

こちらはTUBE STAGEの補正用となります。TUBE STAGEの5段階の間を埋めるための機能です。

 

LOW CUT /HIGH CUT FREAQ

ローカット、ハイカットを指定します。

 

BIAS ADJUST

流れる電流を制御する部分です。歪みの特性を変更できたりします。
でも壊れる要素でもあります。

 

ここがBIAS AMPならではという部分です。
現実のアンプではありませんから、好き勝手いじっても壊れることはありません。

 

 

トーンスタック

 

ここがアンプパネル前面のイコライザに連動します。

TONE STACK TOPOKOGYをクリックすることで、各名機のイコライザ特性に変更することができます。

 

 

パワーアンプ

パワーアンプセクションです。

INPUT STAGE TUBEから真空管を変更可能です。

使用できるのは、6L6GB、6V6GT、EL34、EL84、6550、KT88です。

 

左のメニューからプリセットで選択することも可能です。

 

TOPOLOGY

こちらは、真空管の動作方式を選択します。

 

SINGLE ENDED、SPLIT LOADは一本、PUSHPULL、SOLIDSTATEは2本以上使用するといったイメージです。

 

MASTER

MASTERはアンプパネル前面のMASTERと連動します。

 

SPLITTER GAIN

パワーアンプで加わる歪み方を変更できます。

 

POWER GAIN

パワーアンプで加わる歪みの量を変更できます。

 

BIAS ADJUST

プリアンプ部と同様ですね。

HOTとCOLDで歪特性を変更します。

 

トランスフォーマー

続いてトランスです。

 

真空管とスピーカーのバランス調整がトランスとなりますが、
見た目的にコンプ的なつまみが多いですね。

 

こちらで真空管独特の圧縮感を調整していきます。

 

基本的にはコンプッサーによくあるツマミ類なので説明は省略します。

TRANSFORMER TYPE

ここではAmerican Style、British Style、Fat Style、Pure Styleとタイプを選択可能です。

コンプよりもこのセクションでサウンドに影響します。

 

 

キャビ

ここまで書いていて、アンプといえども様々な仕組みがあるのだなぁとここまで書いて感じますが、
やっとこのことここでキャビネットとなります。

 

ラインナップによって使用できるキャビの数が変わります。

 

マイクは2本まで立てることができ、ドラッグ&ドロップで場所も自由自在です。
ブレンド具合ももちろん調整可能です。

 

 

アンプマッチ

はい、こちらが上でも書きました。アンプマッチという機能です。
手持ちのアンプをコピーできる機能です。

 

Desktopでは搭載されておらず、Professionalからの機能となります。

 

ただ周波数特性を似せるという機能で、Kemperのような
アンプを完全プロファイリングする機能というものではないようですね。

その点Axe-FXにも似たような機能がありますが、
そう考えるとKemperってすごいですね。

 

弦マガ的レビュー

数時間使い倒してみたのですが、音質、レイテンシーともにレコーディングに耐える
とてもハイクオリティーなものです。

 

プラグインで使用するならば、後からギターアンプを変えるなんてことも可能です。
レイテンシーも問題なく、リアルですと不可能なアンプの融合を実現したことや、

 

見た目まで変更できる点は機材愛にあふれるギタリストならば申し分ないと思います。

 

作成したアンプはBIAS FXに取り込むことも可能です。
さらに、Webサイト上(Tone Cloud)ではユーザがアップしたカスタマイズアンプもDLして利用することが可能です。

 

DTMもやるギタリストには必須のアイテムでしょう。

 

 

 

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